商品名、キーワードで検索

HOME JOURNAL 潤い不足にご用心。更年期によくある「乾き」の原因とは

JOURNAL

INNER CARE

潤い不足にご用心。更年期によくある「乾き」の原因とは

2024.4.18

年齢を重ねるにつれ、人によってさまざまな身体の変化を感じるもの。
特に女性は、閉経前後10年間の「更年期」に心身のゆらぎにつながる場合があります。
 
更年期にともなう変化でよく知られるのは、ほてりや発汗、イライラなど。
それだけでなく、更年期は身体のあらゆる場所が乾き始める時期でもあると知っていますか?
 
特に乾燥しやすいのが次の4か所。
 
・口(ドライマウス)
・目(ドライアイ)
・肌(ドライスキン)
・腟(ドライバジャイナ)
 
体の表面の肌だけでなく、目、鼻、口、粘膜など全身が乾燥する症候群を「ドライシンドローム」といいます。
 
「最近、肌が乾燥してきた」
「腟がヒリついて痛い」
「息が臭う気がする」
このように感じるのは、更年期による乾きが原因かもしれません。
 
肌や粘膜の潤いを助けていた女性ホルモンの分泌量が低下する更年期以降は、乾きを感じやすくなります。
 
乾燥による不快感やデリケートな悩みは、つい我慢しがち。
放置することでネガティブになったり、自信を失ってしまうことも。
肌や粘膜が潤うと、乾燥による身体の違和感を防いで、さらに前向きな生活を叶えられます。
 
乾きなど身体の調子が変わり始める更年期ですが、できることはたくさんあります。
悩みのタネを減らすためにも、ぜひ潤うケアをはじめましょう。

女性ホルモンは30代ごろをピークに分泌量が減少するものです。
閉経へと向かう45歳あたりからの5年間で、分泌量はガクンと下向きに。
 
すると身体はこの急激な変化に追いつけず、更年期症状としてさまざまな悩みを抱えてしまいます。
 
女性ホルモンのなかでも、更年期の乾きとつながりがあるのは「エストロゲン」です。
エストロゲンは、肌や粘膜の水分を保つはたらきをしています。
分泌量が減ると水分を保つ力が弱まり、身体のあらゆる場所でみずみずしさを失うことに。
 
たとえば肌が乾燥すると、いつもよりツヤが感じられなくなる、お風呂上がりにつっぱるなどの症状があらわれます。
 
肌だけでなく、目や口といった粘膜まで乾燥することもあるでしょう。
 
女性ホルモンの変化による乾燥は、腟(デリケートゾーン)で起こるケースも。
エストロゲンが十分に分泌されている間は、腟の内壁(腟壁)はふっくらと厚みをもって潤っています。
 
ところがエストロゲンが減ると腟壁がだんだん薄くなり、乾燥や刺激を感じやすい状態になるのです。
そして灼熱感やかゆみなどを引き起こす原因に。
 
特に腟のことは、女性同士でも悩みを共有する機会があまりありません。
ですが、更年期時期の腟やデリケートゾーンの変化は多くの女性が経験することです。

腟の乾きにともなうよくある症状は次のとおり。
 
・デリケートゾーンがヒリヒリする
・おりものが臭ったり、量が減っている
・下着やナプキンのこすれが気になる
・ニオイが変化している
・洗うと刺激を感じる
・排尿時にしみる
・性交痛がある
 
思い当たる悩みがあったら、更年期の影響で腟が乾燥しているサインかもしれません。
中でもニオイがあると周りからの印象が気になり、コンプレックスとなることも。
 
その一方で、潤いをキープできれば、悪い菌が腟に入ることや炎症を防げて、デリケートゾーンのコンディションが整います。
 
腟のヒリヒリやニオイが気にならなくなれば、ポジティブな日々を送れるでしょう。
腟の潤いを保つ方法として、まずは、デリケートゾーン専用のソープを使うことがおすすめ。
全身用のボディソープなどは洗浄力が強く、腟を守る菌まで洗い流してしまう可能性があるからです。
清潔にしているつもりが、かえって乾きを進行させる場合があるので、ぜひ正しいアイテム選びを。
 
さらに、アンダーヘアを整えるとデリケートゾーンを丁寧に洗えて、雑菌の繁殖を抑えられます。
 
腟に限らず全身の潤いをケアするには、栄養の力を借りることも効果的です。
肌や粘膜を支える栄養素は「ビタミンA」や「オメガ3」など。
 
「ビタミンA」の主な効果は、粘膜を強くし、潤いをもたらすこと。
緑黄色野菜やレバー、うなぎなどに多く含まれています。
みずみずしい身体を保つためにはぜひ積極的に摂りたい栄養素です。
ですが、蓄積性があるので、過剰摂取を防ぐためにも、サプリメントを活用する場合には「β-カロテン」を。
β-カロテンは、必要な分だけビタミンAヘと変換され、残りはβ-カロテンとして抗酸化の働きをもつ栄養素です。
 
もう1つの「オメガ3」も、肌や粘膜と相性が良い良質な脂質。
肌に存在している、保湿に欠かせない「セラミド」という潤い成分の材料となります。
青魚や亜麻仁油、エゴマ油などを積極的に摂ると「オメガ3」を補えるでしょう。
 
乾燥しがちな場所のなかでも、特に腟は不調に気づくのが難しいところ。
 
自転車のサドルや下着が当たってデリケートゾーンの痛みやかゆみを感じたり。
ですが、炎症や腫れなどの重い症状がないと、なんとなく我慢ができてしまうもの。
ケアを始めるきっかけがなかなか生まれないこともあるかもしれません。
 
女性の身体は、女性ホルモンが低下すると同時に乾きやすくなります。
まずは、「更年期の乾きは自然な症状である」と知ること。
そして、季節性の乾燥のように肌の表面が乾くのとは異なり、内側から乾いていることを知っておく必要があります。
理由がわかると、正しい潤いケアがしやすくなるでしょう。
 
いつはじめてもケアが早すぎる・遅すぎることはありません。
40〜50代の方はもちろん、更年期前の世代の方も、肌や粘膜の乾燥対策を始めてみてはいかがでしょうか。

シンプリス ザ バランス ネンマク ケア プラス+

VIEW DETAILS

<サプリメント> 47.1g(30袋/30日分)

HOME JOURNAL 朝食は「食べる」が吉!でも食べられない…そんな時は?