毎年冬になると猛威をふるうのが、
ウイルスによる感染症。
無事に新年がスタートできてホッとしているのも束の間、
インフルエンザやノロウイルスの対策を
いっそう強化している方も多いのではないでしょうか?
寒さのピークに向かう1月終わりから2月は
空気の乾燥により、ウイルスが活発化しやすい時期です。
加えて、体温が下がることで免疫機能が弱まり、
ウイルスへの抵抗力が下がってしまいます。
そのため、特に冬は
体調管理に力を入れたい季節なのです。
体調管理の中でも、
手洗い・うがいに力を入れる方は多いでしょう。
ただ、このような対策でも
体内にウイルスが入るのを完全には防げません。
免疫力そのものを上げるには、
ぜひ腸活にも力を入れてみてください。
免疫機能のおよそ7割が腸に集中していることもあり、
腸活の重要性が注目されています。
ウイルスに負けない体調に整えるため、
ポイントをぜひ知っておきましょう。
腸活で免疫力を高めるのに大切なのが、
腸内細菌のバランスです。
特に「善玉菌」と呼ばれる腸内細菌を優位に保つことで、
免疫力アップにつながります。
理想の魅力的なバランスは次のとおり。
・善玉菌:2割
・悪玉菌:1割
・日和見菌:7割
日和見菌は、状況次第で
良くも悪くも働く可能性がある腸内細菌です。
たとえば腸内で善玉菌が強い状況になったら
善玉菌の味方になったり。
逆に悪玉菌が強い腸内環境なら
悪玉菌の味方になったりと、
日和見菌はどちらかというと
優柔不断な性格だと表現できます。
しかし言い換えると、
善玉菌が強い腸内環境を保てさえすれば、
7割もいる日和見菌たちが
一気に善玉菌の味方になってくれるのです。
そのため善玉菌の量を一定に保ち、
悪玉菌の増殖を防ぐことが欠かせません。
善玉菌を優位に保つために役立つのが
3つの「バイオティクス」です。
■プロバイオティクス
腸内細菌の働きを助けるために摂取する
生きた菌のことです。
代表的なのが、乳酸菌やビフィズス菌。
生きた菌が一定期間にわたり腸内にとどまり、
善玉菌が増えやすい腸内環境に整えてくれます。
■プレバイオティクス
プレバイオティクスは、善玉菌のエサとなる物質。
積極的に摂取することで
良い働きをする腸内細菌が増えやすくなり、
腸内環境の改善に役立ちます。
プレバイオティクスにあたるのは、
食物繊維やオリゴ糖などです。
■ポストバイオティクス
プロバイオティクス・プレバイオティクスに次ぐ
最先端の腸活として関心が集まっているのが、
「ポストバイオティクス」です。
活力を増した腸内細菌たちは、
腸の中でさまざまな物質を生み出します。
その物質が、免疫を高めたりと
全身に作用していることが近年明らかになってきました。
これまで、腸内細菌の
エサになるとだけ思われていた乳酸菌の死菌にも、
同じような機能をもつものが発見されています。
ポストバイオティクスとは、
この、腸内細菌が生み出す物質・乳酸菌の死菌のこと。
私たちの心身へ直接的に働きかけてくれる存在です。
腸内細菌を経由せずとも、
体内に取り込まれるなどして
全身にダイレクトに作用します。
腸内細菌のエサにもなり、
腸内環境をサポートする点も魅力的。
免疫力を上げるには、
プロバイオティクスやプレバイオティクスによる
間接的な腸活ももちろん効果的。
ですが、ダイレクトにアプローチするなら、
ポストバイオティクスを積極的に摂りましょう。
ポストバイオティクスが直接的に全身へ働きかけ、
自ら健康になる力を最大限に引き出してくれます。
そこでおすすめなのが、サプリで摂取する方法です。
最先端の研究で
ポストバイオティクスとして注目されている、
植物性乳酸菌2種をご紹介します。
・玄米由来の「K-1乳酸菌(L.casei 327)」
肌の潤いを維持・便通の改善を期待できる
・酒粕由来の「K-2乳酸菌(L.paracasei K71)」
花粉による鼻の不快感軽減を期待できる
サプリで摂って腸からダイレクトに働きかければ、
免疫力の高い身体へと近づけるでしょう。
手洗い・うがいのように
ウイルスを洗い落とす対策だけでなく、
免疫力を高めるための腸活も
ぜひ取り入れてみてください。
ポストバイオティクスを摂取できるサプリを上手に使い、
冬の天敵であるインフルエンザや
ノロウイルスに立ち向かいましょう。