3月8日は国際女性デー。
1904年のニューヨークで
婦人参政権を求めたデモが起源となり、
1975年の3月8日に、国連によって
「国際女性デー(International Woman’s Day)」
が制定されました。
女性たちの勇気と決断を讃える日で、
愛や幸福の象徴であるミモザの花がシンボル。
世界中で女性の功績を祝福し、ジェンダー平等を考え、
女性のエンパワーメントを推進するイベントが開催されます。
国際女性デーに、ジェンダー平等や
女性のエンパワーメントに意識を向けてみませんか?
年齢、性別、宗教、障害、文化的な違いや
「男性らしさ」「女性らしさ」という
無意識の偏見や暗黙の固定観念は
まだまだ多くの場面で直面します。
このような現象が少しずつ重なって差を生み出し、
お互いを尊重し合う関係を難しくさせていることは
身近でもよく起きていることです。
違いがあるもの同士は、その違いを互いに理解して
受け止める必要があるのではないでしょうか。
身近にある“違い”とは、男女の生物学的な差だけではなく、
例えば、同じ女性同士であっても、
生理にまつわる痛みなどの症状の有無や、
更年期症状の重い人とそうではない人なども、
日常の辛さや不便さに違いがあるものです。
国際女性デーをきっかけに、自分も他者をも尊重し、
公平性をもって共存していく社会を考えてみたいものです。
女性同士だからこそ分かち合いたい、十人十色の「更年期世代」の心と身体。
女性のエンパワーメントを考えるとき、
本来持っている力を発揮しにくい原因の
一つになっているのが「更年期症状/障害」。
年間6,300億円もの経済損失を生んでいると試算されています。
経済的なインパクトも大きいですが、
それほどに悩み苦しむ人が多いことの現れとも言えるでしょう。
40代・50代の更年期世代になると
社会的な立場では責任が大きくなったり、
育児や介護など家庭にまつわる
環境の変化も大きくなったりと、
ストレスを感じやすい場面が増えるかもしれません。
誰かのために一生懸命に過ごしているうちに、
つい自分を労わることが後回しになりがちです。
でも、カラダが資本とはよく言ったもの。
自分の心身が健康でなければ、
誰かのために動くことも難しくなります。
ただでさえ変化の大きなライフステージ。
自らの心と身体に向き合うことが大切です。
重要なことは、更年期の症状は数百あると言われ、
症状の強弱も人それぞれであるということ。
自分にはない体験で、誰かは苦しんでいるかもしれない
その想像力が、思いやりの一歩になるでしょう。
「女性には誰にでも起きる不調」とひとくくりにせず
理解を深め、助け合うことが、
公平な社会につながっていくのではないでしょうか。
更年期という転換期から、誰もが心地よい毎日を送るために
どんなに健康に気をつけていても
すべての女性に平等に訪れるのが更年期です。
「いつもより疲れやすくなった」
「なんとなく眠りが浅くなってきた」と、
更年期の始まりのような症状が出始めたら
心身のバランスを大きく乱す前に
生活リズムや食生活に気を配ることで
日常生活への影響を少なくすることもできるでしょう。
身体をつくる栄養面のサポートには
サプリメントを活用するのも一手。
良質な栄養素は内側からバランスを整えてくれます。
いつもと変わらないケアができ
心身を健やかに保つことは、
安心して人生を歩む力につながるでしょう。
辛くなってきた場合には、
無理して自力で解決しようと考えないで
婦人科や専門のクリニックへ。
通院のハードルを下げておくことも大切です。
更年期は平均して10年ほど続く人生の転換期。
誰もが積み重ねてきた日常を失うことなく
心地よい毎日を過ごしていくために。
国際女性デーをきっかけに、
自分を大切にすること、自分以外を大切にすることに
思いを馳せてみてはいかがでしょうか。