気温30℃越えの真夏日が続く今日この頃。
熱中症になるほどの暑さに対して
室内は常に冷房を効かせた状態に。
温度差の激しい環境で生活を続けることで
自律神経に乱れが生じてしまい
いつしかカラダは疲れやすく、体調を崩しがち。
だから、朝昼晩の栄養摂取がとても重要です。
栄養の偏りは夏バテを促進するだけでなく
肌荒れを頻発させてしまうことも。
そんな夏の食生活に欠かせないのが、
次に取り上げる3つの食品です。
1.アミノ酸の多い食品
アミノ酸は、「タンパク質」の材料。
タンパク質は皮膚、血液、髪、爪、などカラダをつくるほか、
ホルモンとなってカラダを調整したり、
エネルギーとなって活力のもとになる栄養素です。
肉や魚、乳製品、卵、大豆などに多く含まれます。
2.ビタミンB1、ビタミンCの多い食品
あらゆる栄養素の働きをサポートするのがビタミン。
水に溶ける水溶性と油に溶ける脂溶性に分別されます。
この季節に積極的に摂りたいのがビタミンB1やビタミンC。
きのこやナッツ、キャベツなどを積極的に摂るのがおすすめです。
3.ミネラルの多い食品
汗をかくと鉄やカリウムなどミネラルも一緒に失われます。
ミネラルは体中に酸素を届けたり、自律神経を整えるなど
体の機能を調整する重要な栄養素。
トマトやきゅうりなど、夏野菜に多く含まれています。
これらの食品をバランスよく取り入れ、
毎日の食卓に必ず取り入れるのが理想的。
しかし、日々の体力消耗に加え、食欲不振な状態で
これらの食材を毎回並べるのは難しいところ。
さらにカラダの疲れは内臓にも影響を与えているため
手軽なパンや喉ごしの良い麺類など
簡単に済ませてしまう人も多いかもしれません。
そんな夏バテモードのカラダに効率的に栄養補給できるのが
発酵食品。夏バテ対策にも効果的です。
発酵食品とは、野菜や果物などの食材を
乳酸菌や酵母などの微生物が分解し、
新たにアミノ酸などの栄養素を作り出したもの。
大豆が発酵してできる味噌、
牛乳が発酵してできるチーズのように
栄養価とともに味わいも高まります。
微生物らによって分解が進んでいるので
消化・吸収がしやすいというメリットも。
ビタミンやミネラルなどの栄養素を
もともと多く含んでいる野菜や果物を、
さらに栄養豊富に摂ることができて
胃腸にも優しいので、
疲労感がある時の食事にぴったりなのです。
また、発酵食品には、
腸内の善玉菌のエサになり、
善玉菌の活動をサポートする働きもあります。
免疫の7割が腸で作られると言われるほど
カラダの調子を左右する腸内環境が整うことで
疲れの溜まったカラダを回復へと導き、
自律神経を整える効果も期待できます。
発酵食品の代表例としては先に上げた味噌やチーズのほか、
納豆、ヨーグルト、キムチ、漬け物、酢などがあります。
食事に一品取り入れるだけでも
腸に良い栄養を摂ることができます。
食欲がない時は、 発酵飲料もおすすめです。
食材を豊富に使用している発酵飲料は栄養価が高いものが多く、
液状になるまで発酵・熟成することで、
消化しやすい状態まで分解されてています。
吸収もよく素早くエネルギーチャージにも良いため
栄養不足になりがちな夏にもぴったりです。
夏の食生活に、発酵の力を上手に取り入れて、
疲れや乱れは早めに解消しましょう。
まだまだ続く夏、健やかに楽しめますように。