気づけば早いことにもう5月。
新生活をスタートさせた人も、
少しずつリズムが掴めてきた頃でしょうか。
春は期待と緊張が入り混じる時期。
自然と肩に力が入っていたり、
疲れやストレスを感じやすいときでもあります。
張り詰めた気持ちを休日にゆるめ、
休みが明けたらスイッチを入れ直す。
そんなサイクルを繰り返していると
ゴールデンウィーク後にはグッタリ、なんてことも。
「体調が悪い、やる気が出ない、休み明けが憂鬱」と
心身に不調を感じる人も少なくないようです。
これがいわゆる「五月病」。
カラダの疲労が重なると心も疲れてくるので、
まずは「旬の食材」を取り入れた食事を心がけて、
カラダの元気づくりを目指しましょう。
「旬」とは、ほかの時期よりも
新鮮で美味しく食べられる時期を指しますが、
そのタイミングで収穫される食材が、
カラダに良いとされるのには理由があります。
それは生育条件が満たされた環境で育てられ、
食材として成熟しているから。
ほかの時期よりも旨味が増しているのはもちろん、
栄養価も高い状態にあります。
例えば一年中店頭に並んでいる、
ほうれん草を例にとってみましょう。
2021年の厚生労働省のデータ(e-ヘルスネット)によると、
ほうれん草の100gあたりの
ビタミンC含有量で比較したとき、
出回り時期の12月は84mgに対し、
端境期の9月は17mgと
数値が1/5に下がっていたとのこと。
これは今の時期に出回る
「旬の食材」にも当てはまること。
空豆、サヤエンドウなどの豆類や、
じゃがいも長芋、ゴボウといった根菜類は、
5月頃が美味しさ・栄養価ともに高い状態にあります。
また「旬の食材」は香りや旨味も強く感じられるので、
調味料をあまり加えることなく、
ヘルシーに食べられるのが嬉しいところ。
市場に大量に出回るため、手頃に手に入るのもメリットです。
「五月病対策」は、美味しい食事から。
ビタミンB群やカルシウムや鉄などのミネラルは、
心身の回復には欠かせない栄養素なので、
積極的に摂取するようにしましょう。
またストレスの多い生活を送っていると、
気持ちを落ち着かせるホルモン
「セロトニン」が不足してきます。
腸内環境が良好なことでセロトニンの分泌も活発になるため、
腸内を整える「乳酸菌」を摂ることもおすすめです。
疲労で食欲が落ちがちなときは、
サプリメントを活用するのも良いでしょう。
まだまだ慣れない新生活。
自分自身が思っている以上に心身が疲れていることも。
疲労やストレスに打ち勝つために、
ぜひカラダづくりの基本を見直してみましょう。