乾燥が加速する、この季節。
さまざまな肌トラブルを感じはじめていませんか?
長引くマスク生活によって、
乾燥やシワ、たるみが気になり、
常にマスクをしていたい。
そんな心理に陥る方も。
美肌ケアは毎日欠かさず行うことが大切です。
秋から冬にかけてのこの時期は
一年の中で乾燥がピークに達する季節。
湿度が50%以下になると
角質層の水分が蒸発し、肌の乾燥が進みます。
40%になるとバリアの弱い唇の乾燥が進んだり、
皮膚の薄い目元や口元に乾きを感じ始め、
30%を切ると、健康な肌でも
荒れたりゴワついたりとトラブルが目立つように。
乾燥はしわや毛穴の開き、たるみ、くすみなど
すべての老化の元凶となるため、
普段のスキンケアでは追いつきにくいと感じたら、
肌を土台から立て直す「秘策」が必要です。
ではどんなアプローチを試みるべきなのでしょうか?
おすすめは「オイル」を用いたスキンケア。
例えば乾いてパリパリになったレザーは、
「オイル」をなじませると柔らかく滑らかになりますが、
これは人間の肌も同じこと。
肌の内側には「ラメラ構造」という
油分が配列されたミルフィーユ状の層があり、
その隙間に水分を蓄えています。
しかし「油分」の整列が乱れると、
繋ぎ留められなくなった水分がみるみる蒸発。
肌からハリがどんどん失われていくので、
乾きが気になる時は、スキンケアの最初に
「オイル」をたっぷりと送り込むことが大切なのです。
ただ、「オイル」とひと口に言っても、浸透力はさまざま。
外側に油膜を張ってバリアするなら、
肌の表面にぴたりと密着する、分子の大きい「オイル」がおすすめ。
反対に内側にまで浸透し、密度を高めたい場合は
分子の小さな「オイル」を選びましょう。
分子の小さな「オイル」は、
サラサラとしたテクスチャーのものが多く、
すっと肌に馴染み、浸透力の高さを感じるはず。
つけるタイミングは、スキンケアの一番初めがベスト。
洗顔後のパサつきがちな肌に、
優しく押し込むように「オイル」をハンドプレスしましょう。
目や口の周りなど、エイジングが気になるところは、
指や手の温度で数秒じんわり温めるように。
そして肌に柔らかさが戻ったところで、
手持ちの化粧水や美容液、クリームなど、
いつものスキンケアを進めてください。
「オイル」は肌を柔らかく整え、
美容成分をスムーズに巡らせてくれる
「ブースター」的な役割を果たしてくれるので、
洗顔後にまず取り入れることで、
その後のケア成分も、より浸透しやすくなります。
スキンケアの結果が出にくいと感じる時に。
乾きとしぼみが気になる肌に。
まずは肌が生まれ変わる1ヶ月を目安に、
たっぷり“オイル美容”を取り入れましょう。