この数年で働き方が大きく変わり、
テレワークが馴染みあるものになってきました。
自宅にこもって作業をする日が
ぐっと増えたという方も多いのではないでしょうか。
通勤がなくなったことで、
移動時間を有効的に使えるのは良い反面、
長時間のデスクワークによって
肩や腰などに不調を感じている人も少なくないようです。
人間のカラダは、同じ姿勢を維持できるのが
30分と言われており、
同じ姿勢のまま座り続けていると、
姿勢が崩れ首や肩への負担が大きくなったり、
凝りによって冷えやむくみといった
さまざまな症状を引き起こします。
そのため定期的にカラダを動かしたり
負担を減らす工夫が必要ですが、
そもそもなぜ「座りっぱなし」が
首や肩が凝りなど不調の引き金となるのでしょうか。
座っている姿勢を思い浮かべてみてください。
無意識のうちに前かがみになっていませんか?
日本生活習慣病予防協会によると
成人の頭の重さは約4〜6kgほどあると言われています。
そのボウリングの球ぐらいの重量を、
てっぺんに乗せたまま
前傾姿勢でデスクに向かい続けていると、
頭を支える背筋が緊張して硬くなり、
血流の流れが悪化。
筋肉中に疲労物質が溜まっていき、
痛みとなって筋肉の緊張を誘発し、
首や肩の凝りにつながるのです。
また座りっぱなしは
首や肩に負担をかけるだけでなく、
股関節まわりの筋肉を硬くさせ、
突っ張ったような違和感をもたらします。
同時に、血液を上へと押し戻す
ふくらはぎのポンプ作用も弱まって、
むくみや冷えといった症状が出てくるので、
30分に1回は立ち上がったり、
ストレッチを取り入れてカラダをほぐしましょう。
【デスクワーク中にできる簡単ストレッチ】
・首筋
左手を腰あたりに当て、首を右に傾けたら、
右手で頭をゆっくりやさしく下に押します。
首の脇にある太い筋肉をほぐします。
左側が終わったら、右も同様に。
・肩甲骨
頭の後ろに右腕をまわし、
左手で右腕の肘をつかんで、
後ろにまわした右手の小指が
右肩につくように、
左手で右腕の肘を引っ張ります。
これを左右3〜4回繰り返しましょう。
・股関節
足を前後に大きく開き、
前のひざは曲げ、 後ろのかかとを蹴り出し、
両手を天井方向に上げて手を合わせます。
カラダの中心軸を引き上げるようなイメージで行うことで、
お尻から太もも、ふくらはぎなど、
下半身のシェイプアップを叶えます。
また、冷えが気になる人は、
ブラックジンジャーやスパイス、ルイボス、ハトムギなどを配合した
ホットティーを飲んでカラダを芯から温めたり、
温感クリームを使って凝りが気になる箇所を
マッサージしてあげるのも◎
自分に合った方法を取り入れて、
時折カラダをほぐしながら仕事をスムーズに進めていきましょう!