春の始まりは、
肌のバリア機能が低下しやすい時期。
とくに今年は「花粉」に加え
「新型コロナウィルス」の影響もあり、
日中マスクで過ごすのが大前提に。
ただでさえ肌がゆらぎがちなのに、
そこにマスクによる摩擦がプラスされ、
肌がヒリヒリ、かゆみに悩んでいる人も
多いのではないでしょうか。
刺激の少ないクレンジングに変えたり、
いつもより丁寧に保湿を行ったり。
スキンケアを根本から見直したいところですが、
改善への道として、同時に目を向けたいのが、
インナーケア。
肌がヒリヒリしたり、かゆみがあるのは
肌が炎症している証。
まずは肌の免疫力を高めて
刺激に強い健康な状態を目指しましょう。
「腸」は免疫機能の7割を担っていると言われ、
健康や肌づくりに密接に関わっています。
腸内環境を整え、免疫力をUPさせれば、
肌の炎症が抑制され、
調子の良い状態をキープできる。
「腸活」を習慣に取り入れることで、
季節のゆらぎ肌をずいぶん緩和できることが
近年わかってきました。
では具体的に何から始めればいいのでしょうか?
ポイントをチェックしていきましょう。
<習慣1> オメガ3を取り入れる
“抗炎症”に効果があると、
いま話題になっているのが、オメガ3。
サバやイワシなどの青魚、
亜麻仁油やシソ油に含まれるこの脂肪酸は
肌のゆらぎを抑え、代謝をアップさせるほか、
乾燥によるシミやたるみを予防する
アンチエイジング効果もあることが明らかに。
大切なことは、毎日の食事で補うこと。
加熱すると成分が壊れやすいので、
青魚ならお刺身で、
オイルならスプーンですくって、
サラダやヨーグルトなどにかけるのもおすすめです。
<新習慣2> 腸内の善玉菌を増やす
便秘や下痢など、腸の不調が
肌のトラブルにつながりやすいのをご存知ですか?
老廃物がスムーズに排出されないと、
腸内に悪玉菌が増え、有害物質が生成されます。
それが全身をめぐって汗などで排出されるため、
肌荒れを起こしやすくなるのです。
そうならないために行いたいのが、
善玉菌を優勢にして、腸内環境を整えること。
ヨーグルトやチーズ、キムチや納豆といった
発酵食品に多く含まれる「乳酸菌」の力を借りて、
しっかりケアしましょう。
<習慣3> サプリメントの力を借りる
腸内環境を整えるのに欠かせない
「オメガ3」と「乳酸菌」。
これらは熱や胃酸にとても弱いため、
壊れずにしっかり腸まで届けることが大切ですが、
食事で毎日摂取するとなると、
ハードルを高く感じてしまう方もいるのでは?
そこで頼りになるのが「サプリメント」です。
選ぶ時は成分表をしっかりとチェック。
胃酸に負けず、腸まで栄養素を届けられる
カプセルに包まれているかどうかも
しっかりと確認しましょう。
マスクの中は多湿でありながら乾燥しやすい環境。
美容液など保湿アイテムは惜しまずたっぷりと。
マスクの摩擦による肌荒れが気になる人は、
内側に柔らかいガーゼを1枚挟んで、
肌が直接擦れるのをガードしたり、
フェイスパウダーで肌を保護することもおすすめです。
内側と外側、両方からのアプローチで、
肌のゆらぎを最小限に食い止め、肌荒れ知らずに。
不快なマスク肌荒れともさよならして、
快適に過ごしましょう!