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「今年もやってしまった…」
体重計に乗ってから年末年始の美味しいあれこれを悔やむ…そんな経験はありませんか？
後悔先に立たずとはいいますが、年末年始は美味しいものを楽しむ機会が多く、お酒も食事も進みがち。日頃の忙しさを忘れ、のんびりと過ごす時間も増えるでしょう。
そんな美味しい時間を過ごしてから、増えた体重計の数字やキツいウエストに向き合って愕然…。なぜ去年の失敗を活かせなかったのかと後悔することに。
けれど、諦めるのはまだ早い！
年末年始の溜め込みをお正月明けのこのタイミングでリセットしましょう。
溜め込みをリセットするには、ファスティングにトライするのがおすすめ。
ファスティングは固形物を食べずに過ごし、普段フル稼働している胃腸を休めるもの。
消化や吸収に使われていたエネルギーが、排出にまわることで不要な毒素や老廃物を外に出そうとする力が強まります。そのため、究極のデトックス法とも言われています。
ファスティングは、食べないことで一時的に摂取カロリーが減り、ダイエット効果があることがメリットのように思われがちですが、実は排出の力が強まることで代謝が活性化し、燃えやすい体になることが最大のメリット。
そもそもファスティングは、一切食べものを取らないダイエット法と誤解されがちですが、決してそうではありません。
ファスティングとは、水分と適度な糖質を摂りながら胃腸を休めることで体を整えるもの。
完全な断食とは異なるからこそ実践しやすく、継続しやすいのです。
基本のファスティングは、準備期1日→断食（ファスティング期）3日→復食期3日の3ステップ。
断食の期間はたったの3日。
準備期や復食期を加えても1週間で終了します。
完全な断食とは異なるとはいえ、「空腹感に耐えられないかも」「食べないとイライラしそう」と辛いイメージが先行し、ファスティングに二の足を踏む方もいるでしょう。
こうした辛さの原因は、血糖値の乱高下によるもの。
血糖値とは、「血液の中のブドウ糖の濃度を表す値」です。
食事から得られる炭水化物などの糖分は、口の中や胃腸などで分解され、「ブドウ糖」という一番小さな単位になると吸収されます。
食事をすると血糖値が上昇し、すい臓からインスリンというホルモンが分泌されます。
インスリンの働きによって血液中のブドウ糖が細胞に取り込まれてエネルギー源として使われ、血糖値が下がるという仕組み。
パンや麺類などの糖質中心の食事は血糖値を急上昇させやすく、上がってしまった血糖値を下げるためにインスリンが過剰に分泌され、今度は急降下することに。
こうした血糖値の乱高下を繰り返すことでホルモンのバランスが乱れ、空腹感の増進やイライラ、集中力の低下、眠気などを引き起こします。
つまり血糖値の乱高下を抑えることが、辛さを軽減する秘訣。
そのためには、何を使ってファスティングするかが大事です。
スープクレンズ、ジュースクレンズなどさまざまなファスティング法がありますがそれぞれの、メリット・デメリットを理解して選びましょう。
スープクレンズはスープのみを、ジュースはジュースのみを飲んで行うファスティング法。
野菜やフルーツ、乳製品など含まれる食材によってカロリーや脂質、糖質が高くなるため、食材選びは慎重に行う必要があります。
また、どちらも毎日味を変えて楽しみながら飽きずに取り組める反面、使用する食材によっては血糖値が一定にならず、空腹を辛く感じるというデメリットも。
さらに冷たいジュースを飲み続けていると、体を冷やす可能性もあります。
そこでおすすめなのは、発酵飲料を使ったファスティング。
発酵飲料は適度な糖質を含み、ちびちびと飲み続けることで血糖値が安定しやすくなるというメリットがあります。
そのため、空腹を感じにくく、辛い思いをせずにファスティングに取り組みやすくなります。
ストレートタイプの発酵飲料ならいつも同じ味で飽きてしまいがちですが、希釈タイプであれば、割る飲み物で味を変えて飽きずにトライすることも可能。
割る飲み物は、ノンカフェインのものを選びましょう。
ルイボスティーやローズヒップティー、ミントティーなどのハーブティーのほか、麦茶やコーン茶、ノンカフェインコーヒーなどで割るのもおすすめです。
年末年始の溜め込みを無理な食事制限などでリセットしようとすると、体に負担をかけることも。
ファスティングならフル稼働している胃腸を休ませ、代謝や腸内環境が良くなることで、ダイエット効果だけでなく、デトックスによる美肌効果なども期待でき、一石二鳥です。
1週間という短い期間で、心身ともにすっきりと確かな体感が得られるのはファスティング以外にありません。
ファスティングで重さを脱ぎ捨て、1年のスタートを軽やかに始めてみませんか？
