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わたし流は今日で終わり!デリケートゾーンの正しいケア方法

2024.6.13

手入れの仕方を人から教わる機会は少ない、デリケートゾーン。
きちんとケアできているか自信がない方もいるのではないでしょうか。
「なんとなく」わかっているようで、実は向き合い方が難しい場所かもしれません。
 
デリケートゾーンの皮膚はまぶたよりも薄いといわれており、実はトラブルが起こりやすい場所。
顔に丁寧にスキンケアを行うように、デリケートゾーンもぜひ日常的に気にかけてほしいところです。
 
ケア不足で陥りやすい代表的な悩みが「ニオイ」。
ほかにも、黒ずみやムズムズ、ヒリつきなどの症状につながります。
 
このような症状は、なぜ起こるのでしょうか?
原因は、バリア機能の低下にあります。
 
そもそも私たちの皮膚は、ミルフィーユのように層が重なってできています。
1番上にあり、自分で触れられる部分を肌の「角質層」と呼びます。
 
角質層の構造は、積み重なったレンガに近いイメージ。
健康な角質層は、細胞がレンガのように並び、その隙間を脂質がぎっしりと埋めています。
さらに、皮脂の膜(皮脂膜)が肌の表面を覆っています。
 
よく知られているように、油は水を通しません。
細胞の間の脂質と、表面の皮脂膜が、肌の内側にある水分の蒸発と、外からの刺激物の侵入を防ぎます。
これが正常な「バリア機能」です。
 
バリア機能が正常なデリケートゾーンは、十分な潤いがあり、刺激を受けにくい状態です。
 
反対に、バリア機能が低下すると、デリケートゾーンでは、ムズムズ・ヒリつきといったトラブルが生じやすくなります。
皮脂膜が不足したり、細胞の隙間が空いてしまうことで、異物や細菌が肌に入り込んでしまうからです。
隙間から水分が逃げて、乾燥が起こりやすくなることも、トラブルを助長させてしまう一因に。
 
デリケートゾーンの「バリア機能の低下」は、おりものや経血による汚れや、下着やナプキンとのこすれなどの影響で起きてしまいます。
 
デリケートゾーンを健やかな状態にキープするポイントは「洗い方」と「保湿」です。
 
まずは洗い方について。
デリケートゾーンのニオイの元となる「恥垢(ちこう)」をしっかり落としましょう。
 
恥垢とは、デリケートゾーンに溜まる垢のこと。
尿や経血、おりもの、汗・皮脂といった様々な分泌物などが混ざってベタベタと固まった汚れを指します。
デリケートゾーンは複雑な形をしているため、隙間に恥垢が溜まってしまうことが。
 
溜まった恥垢が酸化し、雑菌と混ざり合うことで、ニオイの発生リスクが高まります。
そして、かゆみから炎症へとつながって、さらなる肌トラブルを引き起こす原因に。
黒ずみ(色素沈着)や、しぼみといったエイジングサインに発展することもあるので、たかが汚れと軽く見てはいけません。
 
恥垢を落とすのに、ボディ用のナイロンタオルなどでゴジゴシとこするのはNG。
隙間をやさしく指でなでるように、そっと洗うことが大切です。
しっかりとケアするためには、ソープ選びにもこだわりましょう。
 
ソープ選びで注目すべきは「酸性度」。
参考にすると、洗浄力や肌への優しさを見極められます。
pHという単位で表された数値で、酸性度の分類をチェックしてみましょう。
 
・弱酸性:pH7以上〜14
・中性:pH7
・アルカリ性:pH7以下〜0
 
まず、水道水や純水と同じくらいの酸性度である中性は、pH7。
肌への負担が少なく、台所用洗剤などでも使われています。
ポピュラーな台所用洗剤が「中性洗剤」と表現されることを思い出すと、少し身近に感じられるのではないでしょうか?
 
pH8を超えると成分は弱アルカリ性に、そして数字が大きいほどアルカリ性に寄っていきます。
ただアルカリ性は洗浄力が強すぎるため、デリケートゾーンに使うのはおすすめしません。
 
自然由来で肌にやさしい印象がある“石けん”も、その多くはpH10程度で、アルカリ性に分類されます。
汚れ落ちが良いのは確かですが、全身どこでも適しているわけではないのです。
 
逆に数字が小さいほど、弱酸性・酸性に近づきます。
よく聞くのは「腟やデリケートゾーンは弱酸性だから、デリケートゾーンを洗うのも、同じ弱酸性のソープがいい」という話。
デリケートゾーンの肌に近いpH4.5くらいの専用ソープも、いくつか市販されています
ただ、これは洗浄力が弱く、脂っぽい恥垢を落としきれない可能性が。
 
腟そのものを洗うわけではないので、ほんの少し中性に近いソープでも心配はいりません。
すすぎのときには、日本では中性(pH7程度)の水道水を使います。
きちんと恥垢を落とすためには、pH4.5程度の弱酸性にこだわりすぎないことをおすすめします。
 
優しく・しっかり洗えるバランスを考えると、中性にかなり近い程度の微弱酸性ソープが最適。
pHでいうと、中性から弱酸性にほんの少し寄った6.5くらいのソープが、デリケートゾーンには合うでしょう。

洗い終わったら、次に気にかけたいのが「保湿」。
顔を洗ったままスキンケアをしないと乾燥してカサついてしまいます。
保湿を必要とするのは、デリケートゾーンの肌も同じ。
お風呂あがりの清潔な肌に、たっぷりの美容成分を与えましょう。
 
保湿は、肌がまだ潤いを保っている間にスピーディに。
しっとりとしている肌は、美容成分が浸透しやすいコンディションです。
 
気をつけたいのは、デリケートゾーンの皮脂の多さ。
顔よりも脂っぽい場所なので、全身用や顔用のクリームでは、油分が多すぎる恐れがあります。
つい「保湿力にすぐれたものを」と考えてしまいますが、デリケートゾーンには専用のケアアイテムを使うようにしましょう。
 
クリーム・ミルクなど色々なアイテムがあるなかでも、おすすめなのは美容液です。
美容液ならクリームやミルクよりも小さな分子で、肌とよくなじみます。
 
「洗い方」と「保湿」のほかには、着用する下着の通気性を意識しましょう。
高温多湿な今の時期は、汗や皮脂によりデリケートゾーンが蒸れやすい状況。
 
コットンなど吸湿性のある素材や、速乾性のある素材、通気性の良い下着を選ぶのがおすすめです。
 
「汚れがよく落ちるようにボディソープで洗おう」
「繊細な場所だから手を加えないようにしよう」
「保湿できるように顔用の化粧品を使ってみよう」
といった自己流のケアでは、デリケートゾーンのニオイ悩みや老化につながってしまうかも。
 
顔には洗顔、髪にはシャンプーと、場所ごとにケアをわけている方が多いでしょう。
デリケートゾーンも例外ではありません。
 
名前の通りデリケートなエリアだからこそ、専用のアイテムで優しくケアすることが大切。
「わたし流」は卒業し、デリケートゾーンの肌に合ったケアを始めましょう。

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