女性の健康課題を
テクノロジーで解決する製品やサービスは、
近年「フェムテック」と呼ばれ、注目を集めています。
「フェムテック」とは、Female(女性)と
Technology(技術)を掛け合わせた造語。
2021年には新語・流行語対象に
ノミネートされるくらい周知され、年齢を問わず、
多くの人が関心を寄せる言葉になりました。
最新のテクノロジーもあれば
気軽に取り入れやすいフェムケアアイテムも揃い始め、
栄養の力で女性ならではの悩みに向き合おうと
サプリメントなどのインナーケアも少しずつ見られるように。
例えば次のような悩みがある場合は
インナーケアがサポートできるものもあるかもしれません。
・膣の潤いが低下した気がする
・下着の内側がムズムズするする
・デリケートゾーンのニオイが気になる
欧米で始まったサプリメント文化ですが、
昨今では日本でも、健康管理のためにと
生活に取り入れる人が増えてきました。
サプリメント先進国のアメリカの場合、
サプリメントが一般に普及し始めたのは今から60年ほど前。
以降、市場は拡大し、多くの人々が
健康維持や栄養補給のために
サプリメントを利用しています。
日本では全員皆保険制度が採用されていますが、
アメリカは異なります。
医療機関にかかる際に個人が負担する
医療費が高額になりやすいため、
病気を未然に防ぐためにも、
サプリメントの需要が高いという背景があるのです。
人々のニーズとともに進歩してきた、
アメリカにおけるサプリメントの文化の中で、
今では、女性特有の悩みに関しても
栄養の力でケアすることがポピュラーに。
一方、日本でサプリメントが
市場に参入したのが90年代後半。
規制が緩和されたことで
アメリカ製のビタミン・ミネラルが
ようやく日本でも販売できるようになります。
国内のドラッグストアで
手軽にサプリメントを購入できるようになり、
インナーケア、内側からのケアを重視する考えが
高まってきたのは2000年以降とかなり遅め。
しかし、2021年に内閣府 消費者委員会が実施した
「健康食品」の利用に関する実態調査によると、
消費者のおよそ6割が
サプリメントを利用しているとのこと。
さらに4人に1人は
ほぼ毎日、サプリメントを利用しているという
データが発表されています。
この20年ほどの間に、
日本でのサプリメント市場も急速に成長しているのです。
アメリカでは自分のセクシャルヘルスに向き合い
インナーケアで整えようとすることが
ごく自然に行われています。
その中でも膣のケア方法として
ポピュラーなものの一つが
シーベリー(シーバックソーン)を用いたサプリメントです。
シーベリーは、極寒地や不毛地帯など
厳しい環境下でも生育できる
強い生命力を持ったスーパーフード。
粘膜を丈夫にし、
粘液の分泌力を高める効果があることから、
膣の乾き、不快感、灼熱感の軽減などに有効とされ、
アメリカでは膣ケアや
更年期女性のためのサプリメントに用いられ、
誰でも手軽に手に取ることができます。
近年、日本でもようやくセクシャルヘルスについて語られ始めました。
フェムテックに関わる報道やイベントも格段に増え、
社会全体の関心度も高くなりつつあります。
膣の乾燥など、なかなか人に言えない悩みは、
身体的な不快さだけでなく、
自信をもてない、自らを認められないなど、
精神的にも深いコンプレックスへと発展することも。
だからこそ、そのままにせず、
セルフケアできるアイテムの登場が求められるでしょう。
自らの健康課題を解決したいという個人の想いと、
フェムテック/フェムケアの発展によって、
女性のQOLが高まっていくのではないでしょうか。
諦めなくても良い時代はすぐそこに。
今後のフェムテック/フェムケアの進化にアンテナを張って
自分を大切にするケアを見つけていきましょう。