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梅雨時期は、多くの人にとって肌トラブルが増えやすい季節。
高温多湿の環境や雨の多い日々は、
肌に余分な皮脂や汗を残しやすく、
化粧崩れやニキビなどの問題を引き起こす可能性があります。
そんな時にオススメしたいのが、
拭き取り化粧水を使ったやさしい洗顔方法です。
肌は毎日生まれ変わり、作られているものだから、
敏感になっている時こそ
スキンケアに気を配りたいもの。
トラブルが出てしまった肌に対して気をつけるべきことは、
なるべく顔を触らないこと。
刺激に敏感な肌には雑菌が侵入しやすいので、
スキンケア以外では、素手で肌に触れるのは避けましょう。
特に注意すべきは、寝起きの肌です。
就寝時に分泌した汗・皮脂そしてホコリなどが付着しています。
加えて肌荒れが出ていたら、要注意。
洗顔料も石鹸も、どちらのタイプの洗浄成分も
皮脂だけを選んで洗うことはできず、
肌の潤いまで洗い流してしまいます。
肌の潤いとは、すなわち、肌のバリア機能。
バリア機能失ってしまうと外部の刺激に抵抗する力が弱まり、
肌荒れを引き起こしやすくなってしまうのです。
朝の正しい洗顔法について紹介する前に、
バリア機能についておさらいしましょう。
つるんと陶器のようなキメの整った肌は、
バリア機能がしっかり備わっているため
外からの刺激にも強く、肌の潤いをしっかり守り、
みずみずしさを保っています。
この“肌のバリア機能”を作るもの。
一つは肌の中にあるセラミドなどの油分、
もう一つは表面の皮脂です。
ご存知のとおり、油は水を弾きます。
肌の上で油分がしっかりバリアとなっていることで、
肌の中の水分を外に逃しません。
外からの刺激も肌の中に入りにくいため、
炎症なども起きにくくなります。
洗顔とは、油分などの汚れを洗浄成分で落とすもの。
毎日でなければ、肌の状態に合わせて朝の洗顔を行うことも
完全に悪いわけではありません。
でも、この大事なバリアを
毎朝ごっそり洗い流してしまうと、
肌のうるおいを守っていたバリアが不足し
肌の水分が外に蒸発してしまうので、
外からの刺激にも敏感になってしまいます。
では、朝の洗顔は
どのような方法がベストなのでしょう。
それは、洗浄成分ゼロの
「拭き取り化粧水」を使った拭き取り式洗顔。
スッキリとした使用感が心地よく、
肌を清潔で快適な状態へと導きます。
コットンにたっぷりと含ませた
拭き取り化粧水でやさしく拭き取ると、
テカリ・ベタつきのもととなる“皮脂”や、
くすみのもとである“汚れ”もスッキリ。
さらに水分を与えながら拭き取るので、
キメもふっくらつるんと整うので、
くすんだ印象を一掃して透明感がグンと高まります。
必要以上に洗浄成分を使わないことは、肌にとってとても重要なこと。
洗いすぎず、肌が自ら生まれ変わる力を最大限に引き出して、
肌荒れを予防しながら
梅雨の季節も丈夫な肌を育むことができます。
そして、拭き取り化粧水のパートナーとなる
「コットン」選びも重要です。
拭き取りの効果をプラスにもマイナスにもするので、
選ぶ時はしっかり見極めましょう。
以下の項目をクリアしたものがベストです。
【①小さいサイズを選ばない】
幅が70mm以上のものを。小さすぎるものを選ばないように。
【②繊維は柔らかいものを】
繊維が細かく、毛立ちや引っかかることがない柔らかな感触のものを。
縫い目やプレスなどの加工がないものを選びましょう。
【③蛍光漂白剤を使っていない】
人によっては刺激となる可能性のある蛍光漂白剤は、
家庭商品への使用は禁止されています。
でも、コットンは規制対象外なのでしばしば使われることも。
パッケージ面をよくチェックして選ばないようにしましょう。
そして一番重要なのは、コットンを正しく使うことです。
使い方を間違えると、シミやくすみの原因となる可能性もあるので
以下の3つは必ず守りましょう。
1.コットンは両手に。2枚使って肌にやさしく
２.ローションはたっぷり含ませる
3.コットンは横長で持つ
肌の状態があまり良くない…と感じたら、
朝の洗顔をやさしく拭き取る洗顔に切り替えを。
肌をやさしく扱うことで、トラブルも減って健やかさを取り戻すでしょう。
