自分の息がニオっているかも?と
人と話す時になんとなく距離をとってしまったり。
寝起きの口のねばつきが気になったり、
目がシバシバして開けにくかったり、
デリケートゾーンがむずむずしたり。
不快だなと思いながらも、なんとなく、
そんなものだと思って放置してしまう、
なんてことはありませんか?
このような悩みに共通するのは【粘液】の減少。
年齢とともに粘液をつくる力が弱まると
皮膚とひとつなぎの口や目、
デリケートゾーンなどの粘膜が乾く原因となります。
粘液による潤いがあることで
粘膜は自浄作用をもちニオイを抑えたり外的刺激から守ります。
粘液が不足すると、ニオイにつながったり、
むずむずとした違和感や炎症を引き起こすのです。
さらに忙しい時は、この悩みが加速しやすく、
不快感が高まり安いので要注意。
この時期カラダで起きていることを知り、
疲れと乾きに負けないための対策をしていきましょう。
こんな症状には要注意!
乾きが原因で生じるカラダのアクシデント
そもそも、私たちのカラダは
30歳を過ぎた頃から女性ホルモンが減少しはじめ、
その影響で肌や髪が乾燥しやすくなったり、
粘膜を分泌する力が低下しやすくなります。
更年期に差し掛かる40代以降はなおのこと。
その兆候は、ふとした日常にも
見え隠れしているものです。
以下のような行動に
心当たりがある人は注意が必要です。
・以前に比べて口内炎ができやすくなった
・口のねばつきが気になる。
・カラ咳をする頻度が増えた
・コンタクトを入れると違和感を感じる
・朝起きると以前に比べて目やにが増えた
日常生活にさほど影響を与えないこともあり、
深刻に考えない人が多いかもしれません。
しかし、この状態をそのままにしてしまうと
悩みが深くなってしまう可能性があるのです。
粘液が足りないと生じる「負のスパイラル」とは?
粘液が減少する
更年期などの女性ホルモンの減少によるもの。
空気乾燥や睡眠不足、ストレスも大きく影響
↓
カラダの潤いが徐々に減少する
肌がかさつきやハリのなさ、
口や目などパーツごとの乾きが気になるように
↓
粘膜の自浄作用が低下する
粘膜の自浄作用(免疫力)が低下。
抵抗力が減少して菌が繁殖しやすい状況に
↓
ニオイ・刺激が発生
菌の発生・乾きによって、
嫌なニオイやカサつき・かゆみなど不快感の原因に
初期段階のアクシデントに目をつぶってしまうと
やがて大きなトラブルへとつながってしまいます。
このような「負のスパイラル」を断ち切るためには
粘膜をたっぷりの粘液で満たすことが
とても大切なのです。
粘膜をひたひたに満たすための改善法
粘液を増やすためにはさまざまな方法があります。
1.カラダに必要な栄養素を摂る
栄養バランスの摂れた食生活は
粘液を増やすだけでなく
健やかな粘膜作りをサポートします。
良質なオイルの摂取も有効です。
2.疲れを蓄積させない
疲れやストレスを溜め込んでしまうと
粘液が減少する原因に。
少しでも疲れを感じたら
無理をしないでゆっくり過ごす習慣を。
3.水分補給をしっかり行う
乾いている部分にだけ
スポットで水分を与えるのではなく
体の内側にもたっぷりの水量を
チャージすることが重要です。
体内の水分が満たされることで
細胞の生まれ変わりが正常に行われ
さらに粘液作りに必要な
栄養素をきちんと送ることができます。
4.カラダを温める
体温が下がってしまうと
体内の循環が悪くなってしまうため
粘液が作られにくい状態に。
気温がグンと下がる季節は
冷え性になる人も多いでしょう。
毎日の入浴はもちろん
温かい肌着を身につけたり、首を温めるなど
温活を取り入れる習慣を。
年末の多忙な時期こそ、潤うカラダを意識して
師走に向けて忙しくなることで
疲れとストレスが一気に高まります。
そんな季節だからこそ、
粘膜が潤う習慣を続けることで
粘膜強化と免疫力を心強くサポート。
ただし、忙しい毎日で
生活習慣を整えるのは難しいもの。
まずは無理せずできることから取り入れてみましょう。
良質な栄養素を揃えることにハードルがある場合には
サプリメントの活用がおすすめです。
中でも潤い不足になりがちな40代以降の女性は
栄養のパワーを大きく感じられるはず。
潤うカラダを手に入れて
忙しいこれからの季節を健やかに乗り越えましょう。