いつの頃からか、口の中やデリケートゾーンの
ニオイが気になるようになったり
心なしか体臭がきついと感じるようになった…
そんな女性は少なくないようです。
加齢臭=男性特有の現象だと思われがちですが、
女性でも起こる話。
女性ホルモンは、優れた抗酸化作用を持っており
皮脂の酸化を抑えています。
また自身の潤いを保つ性質があり
それほどニオイが気になることはありません。
ところが、加齢とともに女性ホルモンが減少してくると、
ニオイを抑えるチカラが弱くなり加齢臭が発生しやすくなります。
そして加齢臭と粘膜は深い関係があることをご存知でしょうか?
今回はニオイと粘膜の関わりについてご紹介します。
乾きがニオイを発生させる?
粘膜とニオイの関係を知る前に、
まずは粘膜と粘液の役割について見ていきましょう。
粘膜から分泌される粘液には
外部からの菌などの侵入を防ぐ働きがあります。
喉や鼻、デリケートゾーンなど肌とひとつなぎの粘膜は、
この潤いのバリア機能によって体の内側を守っています。
そして粘膜に粘液がたっぷりひたひたなことで
自浄作用を保ち、ニオイを抑える働きがあります。
このように、粘膜が常に粘液で潤っていることは
私たちが健やかに生活する上で理想の状態です。
しかしそれを妨げるのが、ホルモンバランスの乱れです。
実は女性ホルモンに含まれるエストロゲンには
粘液の分泌を促す働きがあります。
しかし30代で女性ホルモンの分泌はピークを迎え、
40代になると、女性ホルモンの分泌は徐々に減少。
粘液が作られる量が減ってしまい
粘膜は潤い不足に。
自浄作用が弱くなり
乾きやすくなってしまった粘膜は
ニオイを引き起こしてしまうのです。
生活習慣の見直しでニオイ対策を!
年齢を重ねた女性の加齢臭対策には
粘液アップが必要不可欠。
日常生活の工夫でできることがあります。
1.一にも二にもまず血行!
粘液の材料は血液。
運動することで血行が良くなると
粘液が分泌されやすくなります。
定期的な運動が続けられない場合は
毎日の入浴でしっかり体を温めましょう。
血行促進をサポートします。
冷えを防ぐためにも、手足から冷えない服装や
首や腰など大きな血管が通る部位を
積極的に温めるように。
2.洗い過ぎに注意する
デリケートゾーンの場合、
洗浄力が強いものを使ったりゴシゴシ洗ってしまうと
乾燥が悪化しせっかく備わっている自浄作用を低下させて
ニオイの原因やかゆみにつながってしまうことも。
デリケートゾーンは皮脂が出やすいパーツのため、
きちんと汚れは落とし、
やさしく潤う専用ソープの使用がおすすめです。
3.サプリメントの力を借りる
栄養の偏った食事や脂っこい食事は、
腸内環境の乱れに繋がる原因に。
消化不良によるガス溜まりなど
直接のニオイの原因にもなるので気をつけたいところです。
また、お酒を飲みすぎるのもNG。
粘膜に良いとされるビタミンAなどの栄養素も
吸収されにくくなってしまいます。
とは言っても、規則正しい生活を心がけても
忙しい時には食生活が乱れてしまったり
生活リズムが狂ってしまうこともあると思います。
無理して頑張りすぎてしまうと
そのストレスもまた血行を悪くし、
粘膜の乾きに影響を与えるため
サプリメントを活用して
必要な栄養素を摂ることも賢い選択のひとつ。
ビタミンAなど潤いをサポートする成分を取り入れてみましょう。
血液のモト、鉄や葉酸をしっかり補うことも忘れずに。
これらの対策を続けることで
潤いアップを叶えやすくします。
内側から潤って、ニオイを気にしない毎日を目指しましょう。