少しの外出で汗が吹き出てしまうこの頃、
肌は常にベタベタしっぱなしですが、
ショーツで覆われている「フェミニンエリア」の、
蒸れも加速しています。
ニオイや痒み、ムズムズなど
トラブルに悩まされている人も少なくないよう。
不快感の元を作り出しているのは、
「恥垢(ちこう)」と呼ばれる
ヒダの隙間に入り込んだ尿や皮脂など、
分泌液が混ざり合った汚れ。
この「恥垢」をしっかり落とすことが
トラブル解決のポイントとなりますが、
センシティブな部位だけに、
ささっとお湯だけで洗い流したり、
逆に洗いすぎたりしていませんか?
大切な場所だと認識しているけれど、
実際どう扱ったらいいかわからない。
そんなビギナーの方に向けて、
今回は夏の「フェミニンエリア」のケア方法について
解説していきたいと思います。
あまり知られていないかもしれませんが、
「フェミニンエリア」はカラダの中でも
皮脂腺が多く分布しているパーツ。
そのためヒダの隙間に溜まる「恥垢」も
脂っぽくベタベタしていて、
お湯だけでは落ちにくい性質を持っています。
皮脂汚れを落とす力は、
弱酸性 < 中性 < アルカリ性の順に強くなるので、
いつも使っている「アルカリ性」の石鹸やボディーソープで、
まるっと一緒に洗ってしまえばいい。
そう思われるかもしれませんが、
フェミニンエリアの肌は薄くて繊細なため、
「アルカリ性」のものでは洗浄力が強すぎて、
かえってトラブルの原因に。
かといって洗浄力が弱い「弱酸性」では、
ベタベタした「恥垢」をしっかり落とせているとは
言いきれないのが難しいところ。
だからこそ「弱酸性」と「中性」の間くらいの
“ちょうどいい洗浄力を持ったソープ”を選ぶことが、
フェミニンエリアをケアする上で
最大のポイントとなります。
おすすめしたいのは、肌のpH値に近い
pH6.5くらいの「微弱酸性」のソープ。
腟の中は「弱酸性」だからと、
pH値を合わせた洗浄力の優しいソープも存在しますが、
洗うのはあくまで膣の外側のフェミニンエリア。
中を洗うわけではないうえに、
洗い流す水道水は中性なので、
膣のpHほど優しいもの選ばなくてはと気にしなくても大丈夫。
それよりも「恥垢」が溜まることによって
ニオイや痒みが起こるほうが問題です。
肌をいたわりつつ汚れも落とせる、
いいとこどりな「微弱酸性」ソープで
入浴時に丁寧に洗ってケアしましょう。
そしてお風呂上がりの濡れた状態のときに、
浸透性の高い「美容液」でたっぷり
保湿してあげることも大切です。
肌が乾いたまま放置しておくと、
下着や椅子で擦れて黒ずんだり、
刺激に弱くなって炎症を繰り返し、
たるみやしぼみなどの
老化に繋がっていくので注意が必要です。
蒸れや擦れ、汚れが溜まるなど、
フェミニンエリアの環境は過酷。
だからこそ顔の肌と同じようにきちんとケアし、
トラブルやエイジングに備えましょう!
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