なんだか目が痒くて鼻もムズムズ。
くしゃみも止まらないし、肌も荒れがち…。
早い人だと1月あたりから
こんな症状に悩まされているのではないでしょうか。
そう、つらい「花粉」の時期の到来です。
生活環境や食生活の変化にともない、
現代では日本人の2人に1人が
花粉症の可能性があると言われています。
メガネを着用したり、抗アレルギー薬を服用したり。
症状を和らげる対策を行っても、
実は根本的な解決になっていない場合がほとんど。
なぜなら花粉症を克服するためには、
「インナーケア」がポイントになると
近年の研究で明らかになっているからです。
では具体的にはどんな対処法があるのでしょうか。
1.「オメガ3脂肪酸」を取り入れる
「オメガ3脂肪酸」とは、
魚や植物油に含まれる油脂の成分のこと。
動脈硬化や中性脂肪の上昇を防いだり、
“健康によい油”として近年注目を浴びていますが、
効果はそれだけにとどまらず。
なんとアレルギーの炎症抑制にも
効果を発揮することがわかってきました。
「オメガ3脂肪酸」は、
体内で作りだすことができない物質なので、
食事で取り入れるのが基本となります。
おすすめの食材は、サバやイワシなどの青魚、
そして亜麻仁油やシソ油など。
毎日の食事で摂取することで、
「いつのまにか体質が変わっていた」と
嬉しい実感が得られるかもしれません。
2.「乳酸菌」で腸を活性化させる
便秘や下痢になると、
アレルギー症状も出やすくなりますが、
これは善玉菌が減って、
悪玉菌が増えることで起こる現象。
善玉菌を増やして腸内環境を整えるには、
ヨーグルトやチーズ、納豆、キムチといった
発酵食品を積極的に摂取するのがおすすめです。
ただし、乳酸菌が腸に滞在できる期間は3日程度なので、
“毎日摂り続ける”ことがポイント。
また熱や胃酸にとても弱いため、
もしサプリメントで代用する場合は、
胃酸に強いカプセルに包まれているかも
しっかり確認しましょう。
3.ビタミンで免疫力をUPさせる
人間の身体は、外から異物が侵入すると
くしゃみや鼻水でこれを防ぐようにできています。
ところが「免疫力」が低下すると、
誤作動によって、有害ではない花粉に対しても
過度にアレルギー反応が起こります。
つまり「免疫力」を正常に働かせることが、
花粉症対策において重要ということ。
睡眠時間の確保、ストレスの軽減はもちろんですが、
意識したいのはバランスの良い食生活。
“ビタミンのACE(エース)”と呼ばれる、
ビタミンA、ビタミンC、ビタミンEは、
強力抗酸化作用があり、免疫力UPに効果てきめん。
調理で失われやすい栄養素なので、
しっかり摂りたいこの時期は、
サプリメントで補うのもおすすめです。
これまでいろんな方法を試してきたけれど
花粉症がまったく改善されなかった方。
今年はぜひインナーケアに着目してみてください。
腸内環境を整え、免疫力をUPさせることで、
「あれ、今年は鼻水やくしゃみがでない!」
なんて嬉しい変化が得られるかもしれませんよ。