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産婦人科医 宗田聡先生 × アナウンサー 政井マヤさん × 美容家 山本未奈子 実はカラダの最重要バリア。女性が知るべき“粘膜とカラダ”の関係 (前編)

2021.12.8

風邪や花粉、新型ウイルスの台頭により、重要視されつつある「粘膜」のケア。実はとってもデリケートで、加齢やストレスによって簡単にバランスが崩れてしまうのはご存知ですか?今回は「シンプリス センシュアル ネンマク ケア」のリニューアルを記念し、産婦人科医の宗田聡先生&アナウンサーの政井マヤさんをゲストにお迎えし、女性のライフステージに密接に関わる「粘膜」の重要性について、SIMPLISSE/シンプリス代表の山本未奈子とともに語り合います。

口臭、ドライアイ、腟の乾き。
加齢によって増えていく粘膜トラブル。

政井マヤ(以下、政井)実は私と未奈子さんは同世代で、プライベートでは15年来の“ママ友”。会うたびに美容を含めいろんな情報をシェアするのですが、最近は身体の不調について話す機会も増えてきました。

 

山本未奈子(以下、山本)私が46歳で、マヤさんが45歳。お互い「更年期」にさしかかっているので、抱えている悩みも似ているのですよね。

 

政井その中でも「粘膜」は興味深いテーマの1つ。今回のセッションでは、粘膜トラブルが女性のライフスタイルにどう影響するのか、宗田先生にじっくりお話を伺っていきます。

 

宗田聡(以下、宗田)どうぞよろしくお願いいたします。

 

政井今回、「シンプリス センシュアル ネンマク ケア」のリニューアルに際して、45歳から59歳の女性に「年齢を重ねた今のほうが、身体の悩みが気になりますか?」というアンケートを実施したのですが、実に7割以上の女性が「口臭やドライアイ、デリケートゾーンの乾きやニオイ、ヒリヒリ感」に関して、年齢を重ねた今の方が深刻になっていると回答されていました。

 

山本先生、これらはすべて「粘膜の乾燥」が原因だと思うのですが、年齢に加え、性別も関係しているのでしょうか?

 

宗田そうですね。男性に比べると4-5倍、女性は目、口、鼻、腟といった、粘膜のトラブルが多いと言われています。

 

山本先週お会いした40代後半のお客様は、朝起きるとき目が開けられないほどドライアイが酷く、乾燥による腟のかゆみにも悩まされていて。「ここ2年くらいで急に……」とおっしゃっていました。

 

政井もうひとつのアンケートでは「デリケートゾーンの乾燥やニオイ・ヒリヒリ感が原因で、性行為をちゅうちょしたことがありますか?」という問いに、実に6割の方が「ある」と回答しています。これは若年層も含めた幅広い年齢層の方に聞いた結果ですが、みなさんデリケートゾーンの悩みが原因で、性生活に消極的になっていたのです。

 

山本気持ちはあるけど身体がついていかない。そういった方が大半だと思うのですが、きちんと知識を身につければ悩みは解決できるので、今日はその対策を一緒に学んでいけたらと思います。

 

粘膜はどんな役割を担っている?
乾燥によって起こる弊害とは。

山本まずは「粘膜」のメカニズムについて。知らない方も多いと思うので、先生教えていただけますか?

 

宗田人間には本来、細菌やウイルスから身体を守る「免疫機能」が備わっています。通常だと「免疫細胞」がその役割を担っているのですが、実はその前段階で、目や口、鼻の穴、腟といった「粘膜」で覆われている器官が、ウイルスや細菌を防御してくれているのです。

 

政井異物を察知して外へ押し出してくれるのが「粘膜免疫」、体内に侵入したウイルスや細菌をやっつけるのが「全身免疫」。2段階のシステムによって、私たちの身体は守られているのですね。

 

宗田そうです。「粘膜」が第一線でバリアを張っているので、そこで踏ん張ってくれればウイルスや細菌が体内まで辿りつかず、症状が軽くて済むわけです。本当に重要な器官といえます。

 

政井では「粘膜」が乾いてしまうと、どんなデメリットがあるのでしょうか?

 

宗田最もわかりやすいのは目ですね。角膜は常に涙で覆われており、その潤いによって目が守られていますが、ドライアイになると水分の蒸発量が増え、目がゴロゴロし不快感を感じやすくなります。口も同様で、口腔内がドライな状態が続くと細菌が増え、口臭が発生します。
 
人前で話すときなど、短期的な緊張でも口の中がドライになることは多いです。また女性の場合、腟が乾くことでニオイやかゆみが生じることも。
 
また腟は尿道や肛門と非常に近いため、雑菌やバイ菌が繁殖しやすいのですが、自浄作用を持った「粘液」が分泌されることによって、正常な状態が保たれています。ですから分泌が弱まってしまうと、本来の力が発揮できないのです。

緊張やストレスで乾くことも。
意外と知られていない、粘膜の真実。

山本先生、さきほど「緊張すると粘膜は乾く」とおっしゃっていましたが、多忙やストレスによっても腟の乾きって起こるものですか?

 

宗田そうですね。20代や30代の方でも、慢性的な疲れやストレスで腟は乾いてしまいます。若い女性にも多いですよ。

 

政井とても意外です。更年期の女性に限られた現象かと思っていました。

 

宗田私のクリニックに来られる方の中には、恵比寿という場所柄もあり外資系企業にお勤めの方も多いです。忙しい日々をお過ごしのみなさんは例えば早朝深夜かかわらず会議をされていたり、かなり疲労がたまっているようです。そうすると腟がドライ気味だとか、パートナーとの性交渉がうまくいかないなどの相談を受けることもあります。

 

政井若い方でも性交痛のような症状が出てきてしまうのですね。

 

山本ストレスを感じると肌や髪もパサついてきますが、そんなときは「粘膜」も乾燥しているということでしょうか?

 

宗田肌や髪のほうが乾燥を感じやすいですが、基本的に「粘膜」も同じだと思って大丈夫です。ただ外気に触れていないので、よっぽど乾燥がひどくならないと気づかないですよね。

 

政井原因はストレスだそうですが、加齢もあるということでしょうか?

 

宗田そうですね、加齢による女性ホルモンの減少は大きく関わってきます。

 

山本35歳を境に、女性ホルモンの分泌量って急激に下がりますよね。同時に体内の水分量も減るので、「粘液」の分泌もこの年齢を境にすごく減ってきますよね。

 

宗田おっしゃる通りです。もちろん男性にも更年期はありますが、女性ほど切実じゃないのは、女性ホルモンのほうが急激に上がって、急激に下がるからなのです。そういった劇的な変化に身体が追いついていかないので、大多数の方がいわゆる更年期の症状に悩まされるのです。

 

政井なるほど、男性と女性で、ずいぶん違いがあるのですね。

 

>>後編では…更年期に起こる性トラブル&対処法についてトーク!

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宗田聡

産婦人科医、医学博士、広尾レディース院長。筑波大学を卒業後、1997年より筑波大学講師として、臨床・研究 ・教育に従事。2003年から水戸済生会総合病院にて産婦人科部長、茨城県周産期センター長を務める傍ら、筑波大学産婦人科臨床准教授を兼任。2012年より広尾レディースの院長に。現在は茨城県立医療大学客員教授、筑波大学や慈恵会医科大学の非常勤講師を兼任。著書に『31歳からの子宮の教科書』などがある。
www.hiroo-ladies.com

政井マヤ

フリーアナウンサー。1976年生まれ。上智大学を卒業後、2000年にフジテレビに入社。『スーパーニュース』『笑っていいとも!』などを報道・バラエティ番組を担当。2007年からフリーランスとなり、ラジオパーソナリティ、コメンテーター、司会、モデレーターとして活躍。プライベートでは俳優 前川泰之と結婚、3人の子供がいる。『NHK 高校講座 世界史』にレギュラー出演中。
Instagram@masai_maya_official

山本未奈子

美容家。1975年生まれ。UCLロンドン大学を卒業後、NY州ビューティセラピスト、ワックスセラピストなど数々のライセンスを取得。NYの美容学校にて非常勤講師として務めたのち、2009年にMNC New York Inc.を設立。SIMPLISSE/シンプリス代表として、スキンケアの楽しさとインナーケアの大切さを伝える活動を行う。著書に『本当に知りたかった/美肌の教科書』(講談社+α文庫)ほか。
Instagram@minako_yamamoto

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