夏は肌トラブルが起きやすい時期。
降り注ぐ紫外線で肌はゴワゴワ。
暑さで開いた毛穴には、
メイク汚れや皮脂、古い角質が溜まり、
毛穴づまりが起こる要因に。
黒ずみのないクリアな肌を保つには
クレンジングを丁寧に行うことが不可欠ですが、
ただ、洗浄力の高いもので洗えばいいかというと、
そうではありません。
夏は皮脂の分泌が増えると感じるけれど、
寒さによって固まっていた皮脂が、
気温や湿度、体温の高さによって溶け出し、
表面にテカテカと現れているだけ。
実のところ、皮脂量に変わりはないのです。
そのため、強いクレンジング料を使ったり、
洗顔の回数を増やしたりするのは、
かえって肌のバリア機能が落ちて逆効果に。
では、必要な潤いをキープしつつ
しっかり毛穴の詰まりを解消するには?
夏のクレンジング選びのポイントを
ここでおさらいしておきましょう。
<夏のクレンジング選び、3つのポイント>
■メイクや皮脂に素早くなじむ
クレンジングに含まれる「洗浄成分」は、
メイクや汚れを落とすのに不可欠ですが、
同時に必要な油分まで奪ってしまう側面も。
だからこそ肌の上にのせる時間を
極力減らし、1分未満で洗顔を済ませることが、
美肌を保つ上で鍵となります。
おすすめはメイクや皮脂汚れにするっと溶けこむ
のびのよいテクスチャーを選ぶこと。
汚れを即座に浮かせてくれるクレンジングは、
ゴシゴシと摩擦をかける必要もなく、
肌への負担も減り一石二鳥です。
■ダブル洗顔が不要
夏場は毛穴づまりが気になり、
クレンジングを行ったあとも、
つい洗顔料で顔を洗ってしまいがち。
ですが「ダブル洗顔」をすることは
肌に必要な保湿成分まで奪ってしまうので、
あまりおすすめしません。
クレンジングや洗顔料に含まれる洗浄成分は、
肌を清潔に保つ上で必要ですが、
「ダメージを与えるもの」でもあるからです。
ポイントは1回のクレンジングで、
汚れをすっきり落とし切ること。
洗えば洗うほどキレイになる、
そんな思い込みは捨てましょう。
■洗顔後、顔がつっぱらない
いま使っているクレンジング、
もしかすると自分の肌には強すぎるかも?
そう思い当たる人は、
洗顔後、普段通りに水気を拭き取ったら
スキンケアしないまま放置してみましょう。
5~10分経って顔がつっぱってくるのは
肌から潤いが奪われすぎているサイン。
洗い上がりはつるんと見えた肌も
時間とともに乾燥が進み、くすんでツヤのない印象に。
シワや毛穴の開きなど、肌の老化を進めるので、
いますぐクレンジングの見直しが必要です。
夏場は日焼け止めを塗ることもあり、
つい洗浄力の高いクレンジングを選びがちですが、
必要以上の洗顔は乾燥を加速させ、
肌を痛めるという事実も忘れないで。
肌をやさしくいたわりながらも、
毛穴に詰まったメイクや汚れを
1回のクレンジングで落とし切ってくれる。
いいとこどりなクレンジングを活用して、
夏のつるんとした美肌を手に入れましょう。