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「センシュアル フェミニン デュオセラム」発売記念 いまこそ知るべきフェミニンエリア A to Z 【後編:基本から最新のデリケートゾーンケア】

2020.11.30

フェミニンエリア専用の美容液「センシュアル フェミニン デュオセラム」の発売を記念して行われた、SIMPLISSE代表 山本未奈子 ×「なおえビューティークリニック」喜田直江院長によるトークセッション。女性のセクシャルヘルス問題に切り込んだ前編、デリケートゾーンの正しいお手入れについて語った中編に続き、最終回となる今回はセックスに関するお悩みにフォーカス。加齢とともに起こりうる性トラブルについて、専門家の立場からアドバイスをいただきます。

繊細な問題なだけに悩みも深い?
ミドル世代に多いセックスのお悩み

–:そして年齢を重ねた女性に多いのが「性交痛」のお悩み。濡れにくいためセックスのときに痛みが伴ってつらい、という女性は実は多いと聞きます。これはどんなことが要因と考えられるのでしょう?

 

喜田年代によって変わってきますが、要因の多くはストレスですね。以前はまったく問題がなかったのに、仕事が忙しくなってから性交渉が痛いという方って多いんです。ちょっとしたストレスで女性の身体って濡れなくなっちゃうんですよね。閉経前後の40代後半から50代に症状が多いのは、女性ホルモンの低下によるものですね。女性ホルモンが低下すると膣の粘膜が乾いて硬くなり、こすれると痛いので性交渉ができなくなるんです。

 

山本例えば潤い不足で起こる「性交痛」は、潤滑ゼリーなどを使用することによって一時的な解決にはなると思うのですが、根本の要因は解決されていないので、粘液の分泌を促してあげるケアが必要になってくるのかなと。

 

–:「性交痛」や「粘膜のケア」でいうと、SIMPLISSEではこの悩みに着目した商品も出してらっしゃいますよね。これはどういった効果が得られるのでしょうか?

 

山本植物由来の成分を中心に作られた油溶性のサプリメントとして「シンプリス センシュアル ネンマクケア」があります。皮膚や粘膜の健康維持を助ける栄養素「ビタミンA」の栄養機能食品です。乾燥肌に対してスキンケアを行うように、内側もケアしてもらいたいとの思いで開発しました。お喜びの声も多くいただいているんですよ。

 

喜田あとは対処療法になりますが、膣専用のオイルを使ったマッサージもおすすめですね。血行を促すことで潤いをアップさせ、膣を柔らかくさせる効果があるんです。ただ、それでも改善が見られないときは、クリニックでのレーザー治療やホルモンの補充療法といった選択肢もあるので、諦める必要はないと思いますよ。解決方法はあります。

膣は刺激しないと固くなる!
まずは自宅でのセルフチェックを

–:セルフケア以外にも、解決策があると聞いて安心しました。でも年齢とともに、徐々に膣が硬くなっていくなんて衝撃的ですよね。

 

喜田20代の女性が5年間性交渉がなくても膣は硬くはならないのですが、女性ホルモンが低下し始める40代半ば以降の女性だとそういうことが起こりうるんですね。よく60代の女性が、久しぶりにできたパートナーとの性交渉で、痛みにびっくりしてクリニックに来院されることがあるのですが、聞いてみると20年間一度もご自身の膣を触ったことがないんですね。でもその20年って実は膣がすごく変化する時期で。やはりブランクがある方は硬くなりやすいし、逆に70代の女性でもパートナーと定期的に性交渉がある方は膣が柔らかいままなんですよ。

 

山本なるほど、閉経後もちゃんと膣に刺激を与えていれば硬くなりにくいんですね。さきほど「専用のオイルでマッサージすると良い」というお話が出ましたが、具体的にはどのような方法をとるのでしょうか?

 

喜田何も難しいことはなくて、妊婦さんが出産前に使う会陰マッサージ用のオイルを使用し、膣の入り口に少しだけ指をいれて、入り口付近をグルグルとマッサージするだけです。1回につき数分でOK、週に何回か行うのが望ましいですね。それでずいぶん膣の状態が変わってくると思います。膣は皮膚と違って角質がなく、外からの刺激にとっても弱いので正しいケアが必要ですね。

 

–:聞くところによると、硬くなってしまった膣を若返らせるレーザー治療もあるとか?

 

喜田さきほどもお話しましたが、膣の粘膜って女性ホルモンの低下や、コラーゲンが減っていくことで徐々に弾力がなくなるんですね。そうすると膣が緩んで広がってしまい、尿もれの原因にもなってしまう。なので膣の奥から入り口までレーザーを360°照射し、新しい組織に生まれ変わらせるんです。組織が若返ることで、硬くなった膣が柔らかくなりふっくらする。潤い自体もアップするし、性交痛や膣のゆるみの改善にも繋がるんです。

 

山本聞いていると痛そうに思えるのですが、麻酔はするのでしょうか? 一回の照射でどのくらいの効果がありますか?

 

喜田昔はすごく痛かったですが、最近のレザー治療は痛くないですよ。機械の種類にもよりますが、最初は1ヶ月ごとに2~3回続けていただき、そのあとは1年に1回とか、メンテナンスのような感じで照射していただけると効果は持続します。

心地よい生き方をするために
セクシャルヘルスにきちんと向き合う

–:性の話って本来大切なことのはずなのに、雑誌を開いてもあまり載っていないし、友人との会話でも話題にあがりにくいですよね。知らないことが多いなと改めて思います。

 

山本ある程度ネットで情報を収集できる世の中にはなっていますが、悩みに対してケアをしている女性はまだまだ少ないのが現状。でも正しい知識やホームケアによって改善できることはたくさんあるんですね。子供への性教育もそうですが、我々がきちんとした情報を社会に広げていかなければと改めて感じています。

 

–:今日はセクシャルな悩みを解決するたくさんの方法を学びました。選択肢が増えるのは嬉しいことですよね。

 

山本やっぱり心地よい生き方する、幸せに生きるためには、セクシャルヘルスは避けて通れないですよね。それぞれに心地いい選択をできることが非常に重要だと思っています。

 

喜田正しい知識や情報があればこそ、正しく解決できるし予防もできるんですよね。いまの日本は、なかなか性の話がタブーな傾向がありますが、情報や知識をきちんと伝えて、一人でも多くの方の悩みが解決することを願っています。

シンプリス 開発者

NY州認定ビューティーセラピスト/ITEC国際ビューティースペシャリスト

山本未奈子(やまもと みなこ)

美容家、1975年生まれ。UCLロンドン大学を卒業後、NY州ビューティセラピスト、ワックスセラピストなど数々のライセンスを取得。NYの美容学校にて非常勤講師として務めたのち、2009年にMNC New York Inc.を設立。SIMPLISSE代表として、スキンケアの楽しさとインナーケアの大切さを伝える活動を行う。著書に『本当に知りたかった/美肌の教科書』(講談社+α文庫)ほか。 インスタグラム @minako_yamamoto

なおえビューティークリニック 院長

喜田 直江(きだ なおえ)

医師、1975まれ。京都府立医科大学卒業後、産婦人科にて多数の分娩&手術症例に携わり、形成外科の分野へ。大手美容整形クリニックにて美容外科&皮膚科の技術を習得。2011年に銀座に「なおえビューティークリニック」を開業。女性器の形成手術では日本でも有数の症例数を誇り、医師として活躍する傍ら、メディア出演や書籍の監修なども手がける。

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